FXで勝てる投資家の取引手法

FXは投資取引であるために、これを行って利益を積み上げ、資産を増やして「勝てる」投資家になる人と、損失を咥えこんでいき、資産を増やして「負ける」投資家になる人の二通りに分かれていきます。

FXは異なる二つの通貨を一組にした通貨ペアと呼ばれるものを銘柄とし、外国為替市場の為替相場を利用して、為替レートの変動によって通貨に生まれる為替差損益を求めていくものになります。

取引ルールもシンプルで、まず新規の売買注文を行い、通貨ペアの内のどちらかの通貨を保持し、その通貨に対して為替レートの変動による評価損益が生じるのを待ち、含み益、ないし、含み損が発生したその通貨に対して今度は決済の売買注文を行い、通貨の保持状態を解消することで、その利益、または損失を確定していく事になります。

FXの概要としてはこのぐらいのものしかなく、あとは取引業者による各種手数料や金利差であるスワップポイントの大小、証拠金を元に投資資金を増やすことができるレバレッジの大きさなど、細かな設定とも呼べる部分に違いがあるだけで、その本質は、どの取引業者でも、また、どの投資家が扱ったとしても、これ以上の大きな違いはありません。

しかしながら、FXという投資取引で勝つ投資家と負ける投資家に分かれてしまうのはどうしてなのでしょうか。

これは、それ以外の残った部分、つまり、取引きのやり方に違いがあるという事になります。
世間には様々なFXの投資方法についての手引書や、攻略法、体験記などがあふれていますが、それらには大まかな系統があるにせよ、実際の取引きの手法は投資家一人ごとに全くと言っていいほどの違いがあります。

例えば、ある優秀な投資家の取引手法を、ほかの投資家がそっくり真似をしたとしても、同じような利益を決して積み上げることができないという事は、自動システムトレードに使用されている、著名な投資家やプロのアナリストが組み上げた自動売買プログラムの、その実際の使用戦績からみても明らかなことでしょう。

こうした取引手法のすべてを、投資家自らで一から積み上げるのは大変なことなのですが、経験を積む、という事は、つまりそうしたことを一つづつ行っていくという事であり、これが例えば日常生活の事柄であったり、仕事の上でのこともあれば、積み上げた経験がおおよそ利益として帰ってくるのが常であるものの、FXのような投資取引の場合には、それをどれほどに積み上げても、損失を負う可能性があるという事から絶対に逃げることができないという事が、その難しさの真意ともいえるかもしれません。

しかしながら、FXでは先のように取引きルールが決まっているために、少なくとも利益を上げやすい状況を掴む、という事は、決して不可能なことではありません。

利益を上げやすい状況を作るためには、取引きを開始する状況、つまり新規注文を立てる局面を的確に判断し、確実にそこでエントリーをしていくことを実践する必要があります。

ではこのエントリーのポイントで起こるサインを読み取っていくのは、どのようにすればいいのでしょうか。

最も短期間で行えるであろうと、多くの投資家が示唆するのは「テクニカル分析」を用いる方法になります。

テクニカル分析は、過去の為替相場の数値やレート変動などを、計算式で指数化したりチャート図で視覚化したりし、その法則性から未来のレートの動きを読み解いていく分析手法になります。

このテクニカル分析にはいろいろな用途に合わせて様々なものがあるのですが、まずはこの中から一つのテクニカル分析を選択し、それを熟知するまでに使っていく事が肝心になります。

これを繰り返し行いながら、実際の為替レートの変動と合わせていく事で、そのレートの変動の傾向が少しずつ理解できるようになってくるため、その変動の転換期も見えるようになってくるのです。

例えば為替の値動きが下がっていく状況にあった場合、通常は価値の下がっていく通貨に対して、買いの注文を行うことは出来ないでしょう。
しかし、こうした相場の動きに対してテクニカル分析を使って動きを読んでいけば、その転換期を知ることも可能になるため、底値から反転して上昇へと切り替わるその手前で通貨を買い、価値が上がっていくところで売っていく、という取引きが、行えるようになるわけです。

FX取引で勝てる投資家になるためにも、まずは一つのテクニカル分析でも大丈夫ですので、しっかりと理解し、利用し、為替相場に対する感覚を養っていく事が大切なのです。