「ドルインデックス(ドル指数)」ってなんだ?

FX投資をするうえでチェックしたい指標には色々ものがありますが、今回ここでは「ドルインデックス」を取り上げてみたいと思います。

「ドルインデックス」とは、米ドルの総合的価値を示した指標のこと。
値が高いほどドルが買われている、低いほど売られていることを意味しており、世界において米ドルがどのように取引されているかを把握するのに役立つ指標です。

FX投資のため情報取集をするうえでは、ついつい…例えば「円安ドル高か、円高ドル安か」というように、2通貨間における関係性ばかりに目が行きがちになります。
しかし、こうした2通貨間の関係性からだけでは、なかなか世界全体におけるドルの価値の推移は見えてきません。

そこで参考にしたいのがこの「ドルインデックス」。
複数の主要通貨に対する米ドルの相場を(貿易規模などを加味して)指数化したこの指標を見れば、世界の基軸通貨である米ドルの価値(米ドルが強いか/弱いか)を、より客観的に把握可能になるのです。

「ドルインデックス」は専門のサイトで確認できるほか、FX業者によっては取引画面でドルインデックスを表示させられるところもありますよ!

さて…、ここで覚えておきたいことが1点。
それは「ドルインデックス」が1種類ではないということです。

大手銀行をはじめ様々な組織が独自に算出しており、なかでも特に多くの利用者を誇るのが「インターコンチネンタル取引所(ICE)」、「アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)」、そして「国際決済銀行(BIS)」、「ニューヨーク商品取引所(NYBOT))」が算出している「ドルインデックス」でしょう。

なお、ICEが算出に用いている通貨は「ユーロ57.6%、日本円13.6%、英ポンド11.9%、カナダドル9.1%、スウェーデンクローネ4.2%、スイスフラン3.6%」の6種なのに対し、FRBではアメリカの貿易状況をより反映させ「中国元、ユーロ、カナダドル、メキシコペソ、日本円、英国ポンド…」といった26通貨構成で算出しているなど、複数ある「ドルインデックス」は算出に用いる通貨の種類や数などにそれぞれ違いがあります。

また、更新頻度についても、FRBやBISが毎日1回のペースであるのに対し、ICEでは常にリアルタイムの値を発表…というように違いがあるのです。

よって、よく見比べてお気に入りの「ドルインデックス」を見つけて下さい。

米ドルは、何といっても世界で最も多く流通している通貨!
米ドルの動きは、世界の様々な市場に影響を与えるものです。
ですから、「ドルインデックス」を活用して、ぜひ積極的にドルの動きを追ってみましょう。

米ドルの“強さ・弱さ”の把握は、売買方針を立てるうえでも大きなメリットとなりますよ!

特に米ドル円取引をする方は「ドルインデックス」のチェックは必須。
というのも、米ドル円と「ドルインデックス」の動きは密接にリンクしているからです。

ドルが強ければ円が売られ、反対にドルが弱ければ円が買われるのが基本。

もちろん「ドルインデックス」は、あくまで1つの指標にすぎませんから、これのみを判断材料に投資を進めるのはオススメしませんが、「ドルインデックス」でドルの強さを確認しつつドル円相場を見れば、よりこの先の相場予想が立てやすくなること間違いなしです!

「ドルインデックス」は、大手ファンド・投資家などもチェックしている指数のひとつ。
チェックして損は絶対にありません。

さて…皆さんの中には、「ドルインデックスという言葉を今回初めて知った」という方も少なくないかと思われます。
まだまだ日本の一般投資家のなかでは馴染みの薄い「ドルインデックス」ではありますが、上記でご紹介してきたとおり、これは投資の判断に役立つ有効な指標のひとつ!

ぜひ、これからは「ドルインデックス」でドルの“強さ”にも目を向けていきましょう!